みなさんこんにちは!
理学療法士の荻尾です!
今回は股関節の痛み・違和感・不調がなぜ生じるのか?ということについてブログを書いていきます!
股関節の痛みなどにお悩みの方は是非このブログを参考にしてみてください!
早速ですが、みなさんは股関節に痛みや違和感が生じた時に何をしますか??
【股関節が硬いから】【柔軟性がないから】【足が重いだるいから】こういった理由で股関節回りのストレッチをすることが多いと思います。
ここで、股関節の硬さ、股関節の筋肉の硬さが原因としてはっきりしていればストレッチの選択は良いと思います。
しかし、ストレッチでは改善できない股関節の不調に対してストレッチだけをしていると大変なことになります。
それがなぜなのか?ということを紹介していきます。
①股関節のポジションが適切か?
股関節は球関節と言ってとても自由度の高い、動かしやすい関節の構造になっています。
なので股関節は肘や膝とは違ってどの方向にも動きやすいという特徴があります。
動きやすい関節構造ということは関節の位置もズレやすいということが考えられます。
想像してみて欲しいのですが、関節がズレた状態で股関節を動かし続けるとどうなるでしょうか?
恐らく股関節の痛みに繋がることは想像できると思います。
ではずれるとはどういうことなのか?ここを解説していきます。
そもそも股関節は骨盤と大腿骨の1つの骨で構成されます。
骨盤(皿)に対して大腿骨(ボール)がしっかりはまっているかが重要です。
いわゆるこのお皿に対してボールがしっかりはまっている状態が、”股関節として機能する”ということになります。
股関節として機能する状態であれば、股関節の可動域は広がり、股関節周りの筋力も十分に発揮しやすい状態になります。
逆にしっかり股関節がはまっていない状態でストレッチやトレーニングは危険で逆効果になることは想像できると思います。
ずっとストレッチをやってるのに・・・・・
毎日股関節のエクササイズしてるのに・・・
全然柔らかくならない・・・
痛みが全然治らない・・・
上記のように感じている人は股関節のポジションが適切ではないかもしれないですね。
②股関節のポジションを適切にするために重要な筋肉は??
上記の文章で股関節のポジションの重要性のお話をさせて頂きました。
ではこの股関節のポジションを適切に保つためにはどのようなことが必要かというと、下記の3つの筋肉をしっかり鍛えることが重要になります!
まずは1つ目は腸腰筋です!
腸腰筋は股関節曲げる筋肉になります!
股関節を90度以上曲げるような運動で鍛えることが可能です!
このように骨盤をしっかり立てて足を持ち上げるとかなり股関節の付け根が効いてきます!
2つ目は深層外旋六筋です!
お尻にある細かい筋肉が6つあるのですが、この6つの筋肉は股関節を外捻りするときに働きます!
このように横向きに寝て、股関節を開くような運動がお勧めです!
3つ目は小臀筋です!
お尻の筋肉の外側にある筋肉ですが、足を外に開いたり、足を内側に捻る時に働きます!
このような姿勢で膝を支点に足首を上に上げていくと小臀筋が効いてきます!!
このように3つの筋肉がしっかり働くことで股関節のポジションが良くなります。
それらを踏まえると、
①股関節のポジションを整える(3つの筋肉をしっかり使う)
②股関節周囲の筋肉の柔軟性を上げる
このような手順で股関節のセルフケアを実施していくとかなり股関節の状態が変化すると思います!
股関節に不調がある方は、ぜひ参考にしてみてください!
ピラティス&トレーニングスタジオLB
荻尾将人