前ももが張る理由

みなさんこんにちは!
理学療法士の荻尾です!

今回は”前ももが張る理由”についてブログを書いていきます。

みなさんはこんな経験ありませんか??

特に特別な運動をしたわけじゃないので前ももがしんどくなってくる・・・・

長時間立ってたり、歩くと前ももの張りが酷くなる・・・

これらは偶然そうなってるのではなく、身体の使い方、立ち方、姿勢に問題があるとも考えることができます

どういうことか詳しく説明していきます。

前ももの張りで原因となる筋肉は、大腿四頭筋と呼ばれる筋肉です

主に4つの筋肉で構成される大腿四頭筋が過剰に働くことで前ももがパンパンに張ってきます。

大腿四頭筋の作用はあ、主に股関節を曲げる、膝を伸ばすの2つの作用があります。

日常生活で股関節を曲げる動きや膝を伸ばす動きはあると思いますが、その際にこの大腿四頭筋でそれらの動きを行うことによって過剰収縮に繋がるわけです。

本来であれば、大腿四頭筋と同じ作用である腸腰筋が上手く働くことによって、大腿四頭筋の過剰収縮を防ぐことができます。

腸腰筋は股関節の近くを走行し、股関節の関節軸から近い部位を走行しているので股関節を曲げる働きで最も重要な部位であり、股関節を前面から支えてくれる作用があるため、腸腰筋が働かないと大腿四頭筋が過剰に張ってきます。

もう1つ重要な部位があり、もも裏の筋肉であるハムストリングスと呼ばれる筋肉も上手く使うことが大事です。

内側に2本(半腱様筋・半膜様筋)、外側に1本(大腿二頭筋)の計3本で構成される筋肉です。

なぜハムストリングスが重要かというと、足を表裏の関係で見たときに、大腿四頭筋が表、ハムストリングスが裏という関係になり、この2つの筋肉が同時に適切な筋収縮を行うことで足をまっぐに保ち姿勢を保つことが可能です。

しかし、大腿四頭筋が強く、ハムストリングスが弱い状態だと、ほとんど大腿四頭筋のみで足を支えて姿勢を保つことになります。

そういった方は、横から姿勢を観察した際に、地面に対して足が斜めになって姿勢を保っている人が多いです。

上記の画像は少し大袈裟ですが、冗談抜きに斜めに立っている方は本当に多いです。

前ももの張りがかなり気になるという方は、立った姿勢を見てみるとこのような姿勢になっているかもしれません。

もちろん、そのような方は、腸腰筋とハムストリングスをしっかり鍛えることが重要になりますので、ご興味ある方はトップページにあるインスタグラムからエクササイズを見て実施してみてください!

ピラティス&トレーニングスタジオLB 代表

荻尾将人

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荻尾 将人
荻尾 将人

理学療法士の国家資格取得後、整形外科、ピラティススタジオにて臨床経験を積む。 慢性的な痛みを抱えている方、不良姿勢の改善、ボディメイクを必要としている方から、 トップアスリートまで幅広くセッションを実施。 また、専門学校や大学での授業、トレーナー育成機関での講義、セミナー講師など 講師業も務める。 若手セラピスト育成の為のオンラインサロンも運営し、人材育成にも取り組んでいる。

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