腹筋を鍛えたくて腹筋をすると腰痛になってしまう理由について

皆さんこんにちは!

久しぶりのブログ更新です!

最近体験セッションで来られるお客様の中で多い悩みが、

【腹筋を鍛えたくてジムに通ってたんですが、逆に腰が痛くなるんですよね・・・・】

【腹筋運動をすると必ず腰が痛くなるんですよね・・・・】

【腹筋やってるのに腹筋してる感覚がないんですよね・・・】

こういったお悩みをよく相談されます。

せっかく自分の身体のために腹筋運動を頑張っているのに、逆に腰痛になる

これ、とてももったいないですよね。

では、なぜこのようなことが起きるのでしょうか?

今回のブログは腰痛になってしまう原因を解説していきます。

結論から言うと、

腹筋を鍛えても良い身体のバランスになっているか?

これが全てではないかと思います。

ん??腹筋を鍛えても良い身体のバランス??どういうこと?

そう思いますよね。

もう少し詳しく解説していきます。

腹筋には種類があり、

腹横筋

内腹斜筋

外腹斜筋

腹直筋

の4つがあります。

これらの筋肉に収縮が入らないと腹筋を鍛えることは難しい状態になりますが、

これらの筋肉に収縮を入れるためには、適切な関節運動が必要になります。

【腹横筋に収縮を入れるための関節運動】

腹横筋に収縮を入れるためには、骨盤の前傾、後傾の動きが特に重要となります。

中でも特に骨盤の後傾のポジションをとることが苦手な方が多い印象です。

骨盤の後傾を阻害する要素として、

前ももの筋肉や股関節全面に付着する筋肉が短縮(硬くなって短い状態)していると骨盤の後傾を阻害してしまいます。

つまり、前ももや股関節前面の筋肉が硬い状態で腹横筋のトレーニングを実施すると

腹横筋を鍛えるために必要な関節運動が獲得できていないため、適切に腹横筋に収縮を入れることができず、

腹横筋のトレーニング時代が腰痛を引き起こす可能性があります。

【内腹斜筋・外腹斜筋に収縮を入れるための関節運動】

腹斜筋群に収縮を入れるためには、胸周りの柔軟性、肋骨の柔軟性、体幹部(主に胸椎)の回旋可動域が重要となります。

身体を捻るような動きをすると腹斜筋群には適切な収縮が入りますが、

そもそも上記の要素がない方が多いです。

胸まわりや肋骨の柔軟性がない状態で、無理やり身体を捻ろうとして腰を痛める方がとても多いです。

腹斜筋群のトレーニングを行う前に、胸まわりや肋骨の柔軟性をしっかり獲得する、体幹回旋(主に胸椎)の可動域を獲得する。このような順序が大切だと考えています!

【腹直筋に収縮を入れるための関節運動】

腹直筋に収縮を入れるためには、腰の骨(腰椎)をしっかり丸めれるような柔軟性や可動域が大事です。

皆さんも画像のようなエクササイズ(キャット)をやってみてください!

腰の部分が綺麗なアーチを描いていますか?

このキャットのエクササイズを実施した際に、腰の部分が真っ直ぐの状態になっている方も多いです。

腰の骨に柔軟性や可動域がない状態で腹筋運動をしても腰を痛める作業を頑張っているだけになります。

腹直筋は6パックと呼ばれるだけあって、かなり世の中に浸透している筋肉になります。

この筋肉を鍛えるために腹筋運動を頑張っている方も多いですが、

先に獲得すべきことは腰の骨の柔軟性と可動域になります。

【まとめ】

このように腹筋を鍛えると一言で言っても質高く実施するためにはいろんな順序があります。

腹筋を鍛えるためにやってたことが、自分の身体を痛めつける作業になってしまってた方はとてももったいないです。

是非今回のブログを参考にして頂き、安全に腹筋を鍛えて頂ければと思います!

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荻尾 将人
荻尾 将人

理学療法士の国家資格取得後、整形外科、ピラティススタジオにて臨床経験を積む。 慢性的な痛みを抱えている方、不良姿勢の改善、ボディメイクを必要としている方から、 トップアスリートまで幅広くセッションを実施。 また、専門学校や大学での授業、トレーナー育成機関での講義、セミナー講師など 講師業も務める。 若手セラピスト育成の為のオンラインサロンも運営し、人材育成にも取り組んでいる。

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